昔も今も変わらない生活者目線。アイリスオーヤマのものづくり

昔も今も変わらない生活者目線。アイリスオーヤマのものづくり

アイリスオーヤマの商品といえば『便利でリーズナブル』といったイメージをする方も多いと思います。
約2万点*1という膨大な商品のなかから、今回はロングライフデザイン賞を受賞した20年以上も販売され続けている商品と、グッドデザイン賞を受賞した最近の家電をピックアップしました。
商品から見えてきたのは、昔も今も変わらない『生活者目線』に立った商品づくりの姿勢でした。お話をお聞きしたのは広報室の松下さんです。
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今回セレクトした6商品
アイリスオーヤマ エココンポスト IC-100 ブラック
アイリスオーヤマ エココンポスト IC-100 ブラック
アイリスオーヤマ ハードケース 400 グレー
アイリスオーヤマ ハードケース 400 グレー
アイリスオーヤマ トラベルキャリー ダークグレー/レッド HC-630
アイリスオーヤマ トラベルキャリー ダークグレー/レッド HC-630
アイリスオーヤマ 超吸引ふとんクリーナー IC-FAC2
アイリスオーヤマ 超吸引ふとんクリーナー IC-FAC2
アイリスオーヤマ LED電球 人感センサー付
アイリスオーヤマ LED電球 人感センサー付

アイリスオーヤマのロングライフデザイン賞受賞商品

ロングライフデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催するデザイン賞で、10年以上継続して販売されている商品やサービスが選考対象。世間に広く認知され、『なくてはならない』スタンダードなものが選ばれています。

今回ピックアップしたアイリスオーヤマの受賞商品は、20年以上に渡って愛されているまさにロングセラー。生活の不便や不満や解消するための工夫と、手に取りやすい価格が魅力です。

1994年ロングライフデザイン賞受賞『エココンポスト』

1994年ロングライフデザイン賞受賞『エココンポスト』のラインアップ

「生ゴミや落ち葉などを堆肥にするエココンポストは1993年に発売しました。当時販売されていたコンポストの不便を解消する工夫をしています」

アイリスオーヤマ エココンポスト IC-100 ブラック
アイリスオーヤマ エココンポスト IC-100 ブラック

「具体的には、ハンドルを大きく回しやすいデザインにしたり、臭いが漏れたり雨水が入り込んだりしないよう本体とフタの隙間をなくして密閉性を上げたり、本体側のリブを深く鋭利な形状にして虫が這いあがりにくい構造にしたことなどです。また、しっかりとした厚みがあるので、耐久性や耐候性にも優れています」

1995年ロングライフデザイン賞受賞『ハードケース』

1995年ロングライフデザイン賞受賞『ハードケース』のイメージ

「1994年に発売した工具箱『ハードケース』は、従来の金属製に見られる『重い』『錆びてしまう』といった工具箱の不満を、プラスチック製にすることで解消しました」

「当時も既にプラスチック製の工具箱はありましたが、金属製を摸したものがほとんどでした。このハードケースでは、角を丸くして強度を上げたり安全性を高めたり、それまでになかった幅広いサイズバリエーションをラインアップしました」

アイリスオーヤマ ハードケース 400 グレー
アイリスオーヤマ ハードケース 400 グレー

「プラスチックの素材として採用したポリプロピレンは、耐衝撃性と耐薬品性に優れています。またプラスチックは金属に比べてぶつかっても怪我をしにくいのも、一般のご家庭ではポイントになりますよね。このような工夫を重ねて販売したところ、長くお客様に受け入れてもらえる商品になりました」

1996年ロングライフデザイン賞受賞『トラベルキャリー』

1996年ロングライフデザイン賞受賞『トラベルキャリー』のイメージ

「1995年発売のペット用バスケット『トラベルキャリー』は、普段から家で使えるキャリーというコンセプトで開発されました。というのも、旅行や病院などの移動時にだけキャリーを使うのではなく、普段からキャリーに出入りして慣れておけば、出かけるときにスムーズに入ってくれやすくなるためです」

「これまでのキャリーはドア式のものしかなく、扉が開いたままだと部屋のなかで邪魔になってしまいます。そこで、普段使いを考えて、扉が天井部分に収納できるように工夫しました」

アイリスオーヤマ トラベルキャリー ダークグレー/レッド HC-630
アイリスオーヤマ トラベルキャリー ダークグレー/レッド HC-630

「ペット用品でいえば、1987年にプラスチック製の犬小屋『ボブハウス』を発売したところ、それまで日本にはベニヤ製や手作りの犬小屋しかなかったため、爆発的なヒット商品になりました。このトラベルキャリーもボブハウスと同様に、1990年代のペットブームを牽引した商品です」

生活者目線のものづくりと値ごろ価格

お話をお聞きしたアイリスオーヤマ広報室の松下さん

アイリスオーヤマ広報室の松下さん

「アイリスオーヤマの開発担当者は、商品を使い倒すことを常に心がけています。いち生活者として、自社商品はもちろん他社の商品も使い倒してこそ、不満な部分が発見できると思っているからです。そしてアイデアや技術力を駆使して、その不満が解消できるか、もっと便利に改良できるかを考えながら開発しています」

「またアイリスオーヤマでは『値ごろ価格』をとても大事にしています。お客様はこの商品が高いのか安いのかという感覚がすごく敏感だからです。手に取りやすい価格にすることは、昔から変わっていません」

「ロングライフデザイン賞をいただいた商品もそうですが、生活者目線のものづくりと値ごろ価格ということはずっと大事にしています」

アイリスオーヤマのグッドデザイン賞受賞商品

日常生活の不満を解消するアイリスオーヤマならではの商品がグッドデザイン賞を多数受賞しています。受賞数はなんと110件*2。そのなかで今回は、グッドデザイン賞を受賞した最近の家電に着目しました。

『なるほど家電』と呼ばれるアイデアあふれる家電のなかにも、生活者が必要としているものを届けようとする姿勢が見えてきます。

2016年度グッドデザイン賞受賞『軽量スティッククリーナー ラクティ』

2016年度グッドデザイン賞受賞『軽量スティッククリーナー ラクティ』のイメージ

「このラクティは『手軽に使えること』をコンセプトに作りました。ちょっとした汚れを掃除しようと思ったときに収納場所から出し入れするのはとてもストレスになりますよね。そういった手間を感じないよう部屋に置いてもインテリアの一部になるようなデザインを考えました」

アイリスオーヤマ 軽量スティッククリーナー ラクティ IC-SDC2
アイリスオーヤマ 軽量スティッククリーナー ラクティ IC-SDC2

「充電式でとても軽く、リーズナブルな価格という面も含めて、2台目の掃除機としてお使いいただけると思います」

2016年度グッドデザイン賞受賞『超吸引ふとんクリーナー IC-FAC2』

2016年度グッドデザイン賞受賞『超吸引ふとんクリーナー IC-FAC2』のイメージ

「超吸引ふとんクリーナーは、軽量で使いやすいところがポイントです。従来の布団クリーナーには、『重い』『使いにくい』という不満がありました。そこで軽量化するために、このクリーナーはあえてコードレスにしていません。バッテリーを付けると、取り回しは楽になりますが、重くなりますし、吸引力も落ちてしまいます。布団専用なので、コンセントが近くにあるならコードがあっても問題ないと考えました」

アイリスオーヤマ 超吸引ふとんクリーナー IC-FAC2
アイリスオーヤマ 超吸引ふとんクリーナー IC-FAC2

「また、ダニやチリを吸った量をランプが光って教えてくれる『ダニちりセンサー』があるので、目で確認しながら掃除ができます。ほかにも気流でハウスダストをかき出すサイクロンストリームヘッドや、毎分約6000回の高速たたきができる超ワイドたたきパッド、ほかにもダニが繁殖しづらい環境にする温風機能を搭載したりと、クリーナーとしてしっかり使える機能も付いています」

2017年度グッドデザイン賞受賞『LED電球 人感センサー付』

2017年度グッドデザイン賞受賞『LED電球 人感センサー付』のイメージ

「以前から人感センサーが付いたLED電球はありました。しかし大きなセンサーのせいで光の範囲が狭くなったり、電球自体が目立ってしまっていました。そこで、一般的な電球と同じフォルムにするために、センサー部分の小型化に力を入れました」

アイリスオーヤマ LED電球 人感センサー付
アイリスオーヤマ LED電球 人感センサー付

「普通の電球とあまり変わらないフォルムになっているので、玄関やトイレ、ウォークインクローゼットなど、ストレスを感じずに使っていただけると思います」

シンプルな機能、リーズナブルな価格、そして高品質

「最近の家電は『高機能・多機能だけど値段が高い』という声があります。たくさん機能が付いていても、実はこの機能だけあればいいというお客様もいらっしゃる。アイリスオーヤマの家電は、シンプルな機能だけど良い品質のものを値ごろ価格で提供することをコンセプトにしています」

「2009年に本格参入した家電事業が現在では売上全体の50パーセント近くを占めています。これもアイリスオーヤマならではの商品作りをお客様が評価していただいているのかなと思っております」

アイリスオーヤマが大切にしていること

アイリスオーヤマが大切にしていること

「常に生活者目線でいることは忘れずに、お客様に『なるほど』や『便利だな』と思ってもらえる商品づくりを大切にしています」と広報室の松下さんはいいます。

社員一人ひとりの実体験を製品開発に活かすだけでなく、コミュニケーションセンターへ寄せられる年間25万件のお客様の声も参考にしているそう。このように生活者目線を追求し続けているからこそ、多くの人に受け入れられ長く愛される商品が生まれるのだと感じさせてくれました。

アイリスオーヤマ公式通販サイト

画像提供:アイリスオーヤマ

(*1、*2:2018年1月現在)

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