自分の趣味に合わないプレゼントや引き出物って難しい。最初は使ってみるものの、やっぱり出番が少なくなる。売ってしまうのは何だか気が引けるし、でも捨てられないので棚の奥にずっといることになる。これはもうずっと悩みの種。
だから、最近試しているのは「モノに対する執着が異常なやっかいな男」という雰囲気を周囲に漂わせまくること。プレゼントするのを躊躇させようと仕向けるわけです。この作戦が功を奏したのか、義母はモノではなく、食べ物をくれるようになりました。義母から最近もらったのは、お米。これは配給か何かですか?と一瞬思いましたが、いいですよね、お米。小さくて可愛いし。あと美味しいのが最高。
さて、写真のものは、8年前に夫婦共通の友人の結婚式でいただいた引き出物。白山陶器のM型カップ&ソーサーとポットです。カップ&ソーサーは2組あって、いつもこれでブレイクタイム。我が家になくてはならない大切なものなのです。
森正洋がデザインしたM型シリーズは、1973年に発売されました。同年にはグッドデザイン賞も受賞しましたが、1980年代から20年ほど製造休止。再販を望む声を受け、2005年に復刻されたのです。
出典元:rakuten.co.jp
このM型シリーズには、他にシュガーポットとクリーマーもあって、ポットの上にスタッキングすることができます。見た目はブレーメンの音楽隊のアレですね。この姿がたまらなく可愛い。愛らしい。
ブレイクタイムにポットを眺めていると、我が家のポットにもシュガーポットとクリーマーを乗せたいなぁという気持ちが湧いてきます。でも、夫婦ともに砂糖もミルクも使わないので、買う理由がない。でも、乗せたい……。ほっとひと息のブレイクタイムのはずが、少しだけモヤモヤしてしまうのです。
写真撮影:ハマ