小鹿田焼の一輪挿しに謎の球根を乗せている

小鹿田焼の一輪挿しに謎の球根を乗せている

我が家には小鹿田焼の一輪挿しがある。素朴なたたずまいのこの陶器の花瓶には、野に咲く花がよく似合う。

だけど僕はいま、この一輪挿しに球根を乗せている。

球根は道を歩いていたときに見つけたもので、階段の脇に落ちていた。とりあえず拾ってきたものの、そのまま3ヶ月くらい忘れていた。

最近そのことを思い出して、一輪挿しに球根の底が浸かるまで水を入れてみた。すると、あっという間に根を出し、葉が出てきたのだ。

いまだにこの球根が何の植物なのかわからないが、そろそろ土に植えてみようと思う。

小鹿田焼 黒木富雄窯 一輪挿し 櫛目
小鹿田焼 黒木富雄窯 一輪挿し 櫛目

出典元:rakuten.co.jp

小鹿田焼(おんたやき)は大分県日田市、皿山地区で作られている陶器。自然の原料を使い、全行程を人間の力だけで作る製法は、江戸時代から300年近くほとんど変わっていないそうです。

2017年に起きた九州北部の豪雨により、採土場の土砂崩れや唐臼(からうす)の破壊など壊滅的な被害を受けてしまいました。いまは今年度内を目標に採土場の復旧作業が行われています。

焼き物に個人名を銘記していないのは、小鹿田焼を生活のなかで使ってほしいという思いから。作家の作品としての焼き物ではなく、暮らしに寄り添う実用品としての焼き物。

小鹿田焼は普段の暮らしによく似合う。

小鹿田焼の今 – 【小鹿田焼協同組合公式ページ】

写真撮影:ハマ

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