端午の節句の内飾りとして、男の子がたくましく健康に育つようにという願いを込めた、かわいい五月人形を飾りましょう。
- 2024/4/20 2024年版ラインアップに更新
五月人形の由来としきたり
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鎧や兜は武家社会から
五月人形は、端午の節句に飾る人形を指します。始まりは鎌倉時代。武家の人間たちが梅雨の湿気対策として5月に鎧や兜の手入れを行い、神社に奉納して安全を祈願してきたことからです。生命を守る役割を果たしていた鎧や兜は、しだいに災厄や病気との縁を退ける意味が込められました。そこから武家社会を通して、「男子誕生を祝い、健やかに成長を祈願する日」としての認識が強くなった端午の節句において、鎧や兜を飾る風習が始まったのです。
庶民にも広がる五月飾り
江戸時代になっても続いたこの風習は、庶民が真似したことから爆発的に各地で広まっていきます。本物の鎧や兜をなかなか手にすることができない人たちは、主に紙や木で手作りしました。一方で、「神は人形(ひとがた)を依り代にやってくる」と信じられていたのがこの時代です。やがて端午の節句では鎧や兜を着せた人形を飾るようになります。この人形が五月人形です。
五月人形は、我が子の成長を願う心を伝える大切な役割を果たします。モデルとして「源義経」「弁慶」「桃太郎」「金太郎」が選ばれるのも、強くたくましい男子に成長してほしいという願いがあるからです。
五月人形の飾り方
昔から初節句のときには、親子3世代でお祝いをするものでした。しかし、現代では時代の変化に合わせて、それぞれ自由な祝い方を楽しんでいる方が多いようです。飾る時期は5月5日までの1~2週間程度。端午の節句が終わったらすみやかにしまいます。飾り始める明確な日づけは特にありませんが、子供の健やかな成長を願って毎年飾ることが重要です。
兜・鎧飾りの五月人形
凛々しく勇ましい。人形の鈴勝 昭峰 錦彩出世兜
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友人の二人目の赤ちゃんへプレゼントしました。小さくて、かわいくて、初節句のお祝いに早速飾って喜んでもらいました。出典元:楽天市場
ころんとかわいい。戦国武将兜 伊達政宗 コンパクト 瀬戸焼
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豪華な雰囲気。中外陶園 薬師窯(やくしがま)出世甲冑飾り
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武者の五月人形
職人技のこけし。kokechi(コケチ)若武者 フルセット
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愛らしくて、とっても可愛いです。飾り台をつけるか悩んだのですが、見栄えがするので飾り台も付けて正解でした。お部屋が端午の節句の雰囲気になりました。
大切にします。
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なんとも言えない愛らしさ。光堂 錦彩出陣大将 コンパクト
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磁器製の若武者。白馬乗り初陣若武者飾り
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あふれる躍動感。昭峰 若武者大将 出世鯉
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やり手の若大将。昭峰 盆のり童若大将と二曲屏風
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かわいい五月飾りで端午の節句をお祝いしよう
兜・鎧・武者の五月飾りには、「しっかり揃えて豪華にしなくちゃいけない……」というような、すこし固いイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、最近では手頃な値段で買える、かわいいデザインの五月人形もたくさんあります。コンパクトで場所を取らないものも多いのでおすすめです。ひな人形も最近コンパクトなものが人気ですよね。
五月飾りの大小よりも、大切なことは子供の成長を祝う気持ち。肩の力を抜いて端午の節句を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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