北欧インテリアや、かわいいものが好きな人たちの間では知らぬものはいない陶芸家、リサ・ラーソン。現在ではアパレルや雑貨など数多くの製品が市場に出回っています。
1954年にスウェーデンのグスタフスベリ社へ入社し陶芸家としてキャリアをスタートした彼女の、最もベーシックで有名な陶器のオブジェたちを集めました。
リサ・ラーソンらしい、大らかで可愛いオブジェの数々をお楽しみください。
すべて見るKennel(ケンネル)Bulldog(ブルドッグ)
Mia Cat Midi ミアキャット ミディアム
GUSTAVSBERG(グスタフスベリ)BORT(ボート)
ライオンシリーズ
超定番のライオン。Lions Mini
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リサ・ラーソンの代表作、1964年から67年ごろに作られたAFRICA(アフリカ)シリーズのライオンです。さまざまなサイズバリエーションがあるライオンですが、こちらは手のひらサイズのミニ。大きいサイズと共に親子のように並べて置くのもかわいらしさを増します。またこの作品に限らずですが、職人の手作りのため1つずつ色や表情が違うので、同じサイズでも複数並べると兄弟のような愛らしさがあります。リサ・ラーソンのファンなら必携といっても過言ではない、タイムレスな人気シリーズです。
最高にかわいいライオンがやってきました。サイズ違いで揃えたくなってしまいますね。
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スカンセンシリーズ
つぶらな瞳がかわいい。SKANSEN(スカンセン)Seal(アザラシ)
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スウェーデンという国をミニチュアで表現した、ストックホルムにある世界初の野外博物館「SKANSEN(スカンセン)」。SKANSENとは「小さな砦」という意味。そのSKANSENに併設された動物園で暮らしている動物たちをモチーフとした『LILLSKANSEN(小さなスカンセン)』シリーズ。オリジナルは1977年から83年に作られました。ヘラジカ・トナカイ・ポニー・ベアー・フォックスなどさまざまなタイプがありますが、その中のアザラシがこちらです。紹介しているのは大サイズですが、ミニサイズと並べてもかわいさが増します。
ケンネルシリーズ
お尻がかわいい!Kennel(ケンネル)Bulldog(ブルドッグ)
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犬をモチーフとした作品群『Kennel(ケンネル)』シリーズのBulldog(ブルドッグ)です。Kennelとは犬小屋の意味。1972年から83年に作られた、リサ・ラーソンの作品の中でも特にレパートリーが多いシリーズです。その中でもこのブルドッグは、ディフォルメされたとぼけた表情や、後ろから見たときのお尻とちょこんとしたしっぽ……どのアングルから見てもかわいらしさ満点です。大きいサイズもそろえて親子のように並べるのもおすすめです。
商品とても満足しています。
少しお値打ち価格で買えてよかったです。
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キャットシリーズ
世代も性別も超えるかわいさ。Mia Cat Midi ミアキャット ミディアム
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1965年デザインの『STORA ZOO(大きな動物園)』シリーズのひとつ『Mia Cat』。両足をちょこんとそろえて座り、上目づかいでこちらを見上げる表情がたまりません。ミディアム(中)はデスク上やベッドサイドにぴったりのサイズ。顔の色はブラックとブラウンの2パターンから選ぶことができます。とにかく丸くてかわいい。それ以上の説明は必要ないのではないかと思わせる、まさに「かわいさ」を具現化したような愛らしいネコです。
ヘッジホッグシリーズ
ハリネズミ3兄弟の長男?HEDGEHOG(ハリネズミ)IGGY
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リサ・ラーソンの製品を日本で販売している『Tonkachi』がプロデュースし、日本限定としてリサに特別注文したハリネズミ3兄弟のヘッジホッグシリーズ。活発なIGGY(イギー)、モヒカンが特徴のPUNKY(パンキー)、おっとりした女の子のPIGGY(ピギー)のうち、ここで紹介しているのはIGGYです。もともと1種類の予定だったそうですが、リサがいろいろなサンプルを作ったことで三兄弟のリリースとなりました。小さいながらも存在感抜群のハリネズミたちは、思わず全部集めたくなるようなかわいさです。
人型シリーズ
あのピッピが陶器オブジェに!Pippi(長くつ下のピッピ)
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アストリッド・リンドグレーンの作で、現代では世界中の人びとに愛されているスウェーデンの童話『長くつ下のピッピ』をリサ・ラーソンがオブジェにしました。日本でも知られているこの作品、本以外にも映像作品などで見たことがある人は多いのではないでしょうか。リサが1960年代後半に初めてピッピの作品を作ってから、アストリッドとの交流は深かったようで、この作品もいつかシリーズ化したいと思ってきたそうです。肩には猿の「ネルソンさん」を載せたお転婆なピッピの愛くるしさが表現されています。専用のかわいいパッケージに、小さな紹介ブックレットが付いているのもうれしい点。女の子が一度は憧れる「世界一つよい女の子」ピッピを部屋に迎えいれてみてはいかがでしょうか。
あわてんぼうのサンタクロース。Santa trio Stress(ストレス)
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「ストレス」というユニークなネーミングのサンタさん。カラーバリエーションは王道のレッド・赤の帽子とのコントラストがおしゃれなグリーン・銀色のようにも見える質感のグレーの三兄弟です。後ろ手に持った燭台がキャンドルホルダーになっており、実際にろうそくを挿して灯すことができます。忙しく動き回っている様子がなんともかわいらしく、笑みがこぼれてきてしまうようなたたずまい。クリスマス時期はもちろん、普段でも3色並べて飾っておきたくなる癒やしアイテムです。
その他のシリーズ
小物入れにもなるボート。GUSTAVSBERG(グスタフスベリ)BORT(ボート)
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リサ・ラーソンが初期に所属していた『Gustavsberg(グスタフスベリ)』がある港町に停泊していたボートをモチーフとしたオブジェです。コロンとした見た目がかわいいボートは甲板部分が取り外し可能で、小物入れにしたりキャンドルを入れたりして楽しむこともできます。キャンドルの炎が揺れると窓から炎が揺らいで見え、まるで遠くに本物の船が浮かんでいるようです。小さなスウェーデンの国旗がまたかわいさを増しています。
誰もが愛してやまないリサ・ラーソンのオブジェ
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「世界で一番かわいいことを考えるおばあさん」と呼ばれるリサ・ラーソン。名前を聞いてまず思い浮かぶ作品は数多あれど、共通するイメージは「丸みをおびてディフォルメされたかわいいフォルム」「素朴であたたかみのある色合いとデザイン」ではないでしょうか。デザインの素晴らしさや、職人によるこだわりの造形技術など置物として高品質であることは言うまでもありませんが、もしリサの置物の魅力をひとつあげてくださいと言われれば、世界中の人びとが口をそろえて「かわいい」ことだと言うでしょう。半世紀以上経つ今も、そしてこれからもずっとリサの作品は「かわいい」ものとして愛されつづけるはずです。
現在は復刻版が販売されていますが、初期のグスタフスベリ時代に作られたものはヴィンテージアイテムとして高値で取引きされています。もちろん現行品もリサが監修しているものですが、ヴィンテージものは経年変化で風合いが変わるのもあり、マニアやコレクターにとってはお金にかえがたい価値があるのでしょう。全ての人がヴィンテージを手に入れられるわけではないと思いますが、現行品でもこの先何十年たった後にどのような年のとり方をするのか……一緒に年をとっていく、という思いで共に暮らしていくような存在になれたらうれしいですね。
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