燗酒だけじゃなく冷酒も楽しめる。錫やガラスなどの「ちろり」

燗酒だけじゃなく冷酒も楽しめる。錫やガラスなどの「ちろり」

熱燗はもちろん、冷酒も楽しめる高品質な「ちろり」をご紹介します。今回は「能作」や「新光金属」などのブランドが作る金属製のちろりと、「HARIO(ハリオ)」などのメーカーが作るガラス製のちろりに分けてオススメをチョイスしました。各メーカーの意匠がこらされた千呂利を手に入れれば、お酒を飲む時間がより特別なものになりそうです。
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今回セレクトした10商品
能作 ちろり L 501242
能作 ちろり L 501242
新光金属 銅製ちろり SN-21
新光金属 銅製ちろり SN-21
大阪錫器 トジメ朱イブシ
大阪錫器 トジメ朱イブシ
大阪錫器 チロリ うずら
大阪錫器 チロリ うずら
能作 蓋付ちろり 600190
能作 蓋付ちろり 600190
松野屋 アルマイト籐巻タンポ 1合 20-1113
松野屋 アルマイト籐巻タンポ 1合 20-1113
廣田硝子 角ちろり 銀ソフト 酒盃揃い 10154-SLF
廣田硝子 角ちろり 銀ソフト 酒盃揃い 10154-SLF
HARIO(ハリオ)丸地炉利 M IDX-2MSV
HARIO(ハリオ)丸地炉利 M IDX-2MSV
副島硝子工業 肥前びーどろ 肥前かんびん 青
副島硝子工業 肥前びーどろ 肥前かんびん 青
東洋佐々木ガラス 冷酒の器 地路利
東洋佐々木ガラス 冷酒の器 地路利
更新情報
  • 2023/10/18「東洋佐々木ガラス 冷酒の器 地路利」追加
  • 2023/10/18 2023年版ラインアップに更新

「ちろり」とは?

ちろりとは酒タンポとも呼ばれる、酒を温める器のこと。漢字では銚釐や千呂利・地炉利などと書きます。主に日本酒に燗をつけるのに使われる道具ですが、冷酒を入れて使うと冷たさを保ってくれる効果もあり、季節を問わず楽しめる酒器です。

錫や銅など金属製の酒タンポ

優れた職人技。能作 ちろり L 501242

優れた職人技。能作 ちろり L 501242

出典元:amazon.co.jp

1916年に創業した富山・高岡の『能作』は、純度100%の錫(すず)を使ったプロダクトを作るブランドです。こちらのちろりも、優れた熱伝導率を誇る本錫100パーセント製。冷たいものはより冷たさを、温かいものはより温かさを感じながらお酒を飲むことができます。持ち手が熱くならないように竹ひごを巻いている工夫も。使い込むほどに光沢がやわらかくなり味わい深い色合いへと変化する、いわゆる経年変化が楽しめるのも魅力のひとつ。割れたり錆びたりしないのもうれしいポイントですね。職人がひとつひとつ丁寧に作っている、技と心意気が詰まったちろりです。
ずっしりとした重さと錫の素材感が上質さを感じさせてくれます。燗酒だけでなく、冷酒を呑む時も使っています。確かに味がまろやかになる気がしますね。

出典元:楽天市場

見た目のカッコよさが気に入って購入。毎日ニヤニヤしながら飲んでます。

出典元:amazon

風情豊かなこだわり酒器。新光金属 銅製ちろり SN-21

風情豊かなこだわり酒器。新光金属 銅製ちろり SN-21

出典元:rakuten.co.jp

1959年に設立した新潟・燕三条の『新光金属』は、銅製品の専門メーカーです。こちらの銅製ちろりは、外側が素銅仕上げで内側は錫塗り仕上げ。もともと熱伝導率の良い銅に表面積が増える「槌目加工」をほどこし、短時間で温まり香りもよくなるのが特徴です。熱くならないよう持ち手に巻き付けた藤が、デザイン上のアクセントになっています。熟練した職人のこだわりと素朴な銅の温もりが伝わってくる、手間暇かけて作っている上質なちろりです。

美しく実用的。大阪錫器 トジメ朱イブシ

美しく実用的。大阪錫器 トジメ朱イブシ

出典元:rakuten.co.jp

『大阪錫器』は、1949年に設立した大阪の錫器メーカーです。現代の名工と呼ばれている伝統工芸士・今井達昌を中心に、江戸時代後期に京都から大阪に普及した技術を使いながら高品質な錫器を作っています。この『トジメ朱イブシ』は、本錫100パーセント製のちろり。持ち手や胴の印象的なデザインから、妥協のない職人の手仕事が伝わってきます。美しさと実用性を追求した、長く使いたくなるちろりです。

趣き漂う佇まい。大阪錫器 チロリ うずら

趣き漂う佇まい。大阪錫器 チロリ うずら

出典元:amazon.co.jp

大阪錫器の『うずら』。江戸時代後期から伝わる伝統技術を使い、錫に少量の銅を混ぜて丈夫に作ったちろりです。肌触りの良い表面と内側の槌目模様が深い味を醸し出し、職人の手仕事を感じるデザインになっています。持ち手には藤巻きをほどこし、滑りにくく持ちやすいように。先人たちの優れた技術や知恵が詰まった、趣き深い風情が漂うちろりです。

香りを閉じ込める。能作 蓋付ちろり 600190

香りを閉じ込める。能作 蓋付ちろり 600190

出典元:rakuten.co.jp

能作の、蓋が付いたタイプのちろりです。密閉性が高いため、お酒本来の香りを逃さずに温めることができます。持ち手には竹ひごを巻いているので持ちやすく、注ぐときに手が熱くなりにくい作りです。熱燗はもちろん冷酒などを飲むときにもおすすめ。楽しいお酒の時間を過ごしたいときの、良きパートナーになってくれるちろりです。
値段だけの価値は十分あります。
機能性はもちろんのことフォルムも秀逸。
間違いなくオススメです。

出典元:amazon

軽くて丈夫。松野屋 アルマイト籐巻タンポ 1合 20-1113

軽くて丈夫。松野屋 アルマイト籐巻タンポ 1合 20-1113

出典元:amazon.co.jp

1945年に創業した東京の『松野屋』は、自然素材を中心とした生活道具をあつかう荒物問屋です。『アルマイト籐巻タンポ』は、軽くて丈夫なアルマイトで作ったちろり。普段の晩酌で使う以外に、アウトドアで熱燗やホットウイスキーなどを楽しみたいときにもぴったりです。鍋のヘリに持ち手を引っ掛けて温めるので、他の食品も同時に湯煎できて時間やガスの節約ができます。素材の特性を活かしたデザインで、ラフに使えるように考えられているちろりです。

中身が見えるガラスの千呂利

四角いガラス。廣田硝子 角ちろり 銀ソフト 酒盃揃い 10154-SLF

四角いガラス。廣田硝子 角ちろり 銀ソフト 酒盃揃い 10154-SLF

出典元:rakuten.co.jp

1899年に創業した東京の『廣田硝子』。江戸切子や吹きガラスなど伝統的な手仕事の技法を使い、現代のインテリアに調和するプロダクトを作り続けているメーカーです。新鮮な印象がありながらどこか懐かしい雰囲気を醸し出しているデザインが特徴で、2017年にはグッドデザイン賞などを受賞しています。『角ちろり』シリーズの『銀ソフト』は、熱燗やお茶などにも使える耐熱ガラスのちろり。冷たい飲み物を入れるときは、付属の氷入れをセットすれば冷たさをキープできます。こちらは、同じ素材の酒盃2個とのセット。酒盃は飲み口が薄く滑らかで、飲み物本来の口当たりや香りを楽しめます。職人が丹念にガラスを吹いて作った、耐久性とモダンなデザイン性を兼ね備えるちろりと酒盃のセットです。テーブルを上品な雰囲気にしてくれる美しい仕上がりで、普段の晩酌はもちろん正月のお屠蘇用など特別な日にも使うのもおすすめですよ。
お正月に日本酒をより美味しく味わいたく購入しました。ちろり本体自体のデザインも、氷入れに氷を入れた様子もきれいですし、注ぎやすく垂れにくくてよい感じです。お猪口も持ちやすい形。優雅な気分で、日本酒がより美味しく感じられる気がしています。

出典元:amazon

季節問わず使える。HARIO(ハリオ)丸地炉利 M IDX-2MSV

季節問わず使える。HARIO(ハリオ)丸地炉利 M IDX-2MSV 季節問わず使える。HARIO(ハリオ)丸地炉利 M IDX-2MSVのイメージ画像

出典元:rakuten.co.jp

1921年に創業した東京・日本橋の耐熱ガラスメーカー『HARIO(ハリオ)』の『丸地炉利』。付属の「氷ポケット」に入れた氷がお酒に直接触れないため、お酒を薄めずに保冷できるちろりです。程よく冷えたおいしい冷酒を飲みきるまで楽しめるのが特徴。涼しげなデザインとフォルムで、お酒の魅力をぐっと際立たせてくれます。耐熱ガラス製のため、冷酒だけでなく熱燗やお茶を入れて使えるのもポイント。季節を問わず使える、機能性に優れたちろりです。
冷酒を冷やす容器として
非常にオススメ。
残り少ないお酒の量のときまでしっかり冷やせるので
チビチビ飲むには特に良い。

出典元:amazon

佐賀の代表作。副島硝子工業 肥前びーどろ 肥前かんびん 青

佐賀の代表作。副島硝子工業 肥前びーどろ 肥前かんびん 青

出典元:rakuten.co.jp

1903年に設立した佐賀の『副島硝子工業』。佐賀で生まれたガラスの伝統技法を受け継ぎ、オリジナル性の高いガラス食器「肥前びーどろ」を、110年以上に渡って作り続けているメーカーです。肥前びーどろは、1852年に設置された理化学研究所のガラス窯が由来。時が経つに連れて日用品や生活用品を作るようになり、1993年にガラス工芸技術として佐賀市重要無形文化財に指定されています。この『肥前かんびん』は、佐賀で長年愛され肥前びーどろの代表作とも呼ばれるちろりです。現在では稀有となった「ジャッパン吹き」という技法を使っているのが特徴。10年以上修行を積んだ職人にしかなしえない、玉取り・リン掛け・宙吹き2回・口付け・口落としの工程を経ています。仕上がったガラスの表面は滑らかな光沢を放ち、見る人の心をぐっと惹き付ける美しさと注ぎやすさを併せ持つ仕上がりに。レトロなフォルムの中に、長い歴史と確かな技術が宿る奥深いちろりです。
綺麗な色で、注いだときも切れが良く、お酒の味が一段と増すようでした。

出典元:楽天市場

ハレの日にもおすすめ。東洋佐々木ガラス 冷酒の器 地路利

ハレの日にもおすすめ。東洋佐々木ガラス 冷酒の器 地路利

出典元:amazon.co.jp

『東洋佐々木ガラス』は明治時代から続く老舗2社が統合したメーカーで、現在は千葉県に本社を置いています。こちらは地炉利と冷酒グラスのセット。ちろり本体はホウケイ酸ガラス(耐熱ガラス)、冷酒グラスはソーダライムガラス製です。別パーツの氷入れが付属し、お酒が薄まらずゆっくり冷酒を楽しめます。熟練の職人によるハンドメイドのため、若干の個体差があるのもオンリーワンの魅力。高級感あふれる、普段使いからお正月やお祝い事などのイベントにまで使える酒器セットです。
箱を見た時から特別な感じがあり、中を開けたら丁寧に作られたガラス製ちろり。実物の方が明らかに光ってます。蓋の細工模様も素敵で、テーブルが華やぎました。家族でお酒を楽しむ際は必ず登場させています。冷酒はなんとなくハードルが高いものでしたが、自分なりに、自宅でも気軽に楽しめるようになりました。これからの季節、お祝いの品でも良いかもしれません。多少、悩む金額の境目かもしれませんが、けっこう良いです。長く大切に使える物としてオススメさせて頂きます!

出典元:楽天市場

上品なちろりにぴったりなお酒を探してみよう

今回ご紹介したのは、各メーカーのこだわりが伝わってくる「ちろり」たち。手仕事の温もりを感じながら、お酒をよりおいしく堪能できるのが魅力です。普段から慣れ親しんでいるお酒とは別に、上品な雰囲気を醸し出すちろりに合ったお酒を探してみるのも素敵ですね。

TOP画像:rakuten.co.jp

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