つるし飾りとは
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江戸時代に生まれた『つるし飾り』。竹などを組みあげて作った傘に色彩豊かな「ちりめん」や鮮やかに染色した布を張りつけ、垂らした数本の紐に飾りをくくりつけたものです。飾りには縁起物をモチーフにしたぬいぐるみや、光沢のある鈴を付けます。
もともと桃の節句に合わせて飾るものでしたが、現在では端午の節句や、喜寿や米寿などの節目の年齢を祝うものとして重用されてきています。つるし飾りに込められた長寿や健康を祈願する思いが、時を経て広くとらえられるようになったからです。
長生きへの願いは、飾りをつるす数にも宿っています。日本各所につるし飾りとゆかりの深い地があり、九州柳川では「さげもん」、静岡稲取では「つるし雛」と呼んで大切に扱われているそう。地域によって単体で飾ったり、人形と合わせたりするなどの違いがあります。
端午の節句の場合は、五月人形の兜や鯉のぼりの鯉などです。華やかでかわいらしさもあるつるし飾りは、どれもがひとつひとつ丁寧に手作りしたもの。受け継がれてきた伝統の息づかいと手仕事の温もりを感じられるのも、つるし飾りの特長です。
端午の節句に飾りたい、かわいいつるし飾り
そのまま飾れる。龍虎堂(りゅうこどう)卓上ミニつるし飾り
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シックな雰囲気。Kソレイユ ミニ五連飾り turu-fz5-56003
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伝統を現代風に。人形の鈴勝 つるし飾り
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手軽に味わうつるし飾り
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つるし飾りというと、たくさん吊るされている人形をイメージしますよね。しかし、今回ご紹介したつるし飾りはスペースを取らないコンパクトなものばかり。また、飾り台が付いているものを厳選しているので、飾るのも片付けるのも簡単です。手軽につるし飾りの味わいを体験してみてはいかがでしょうか。
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