普段使いとして、最初の1本としてお手頃な、5000円以下で買える価格と品質のバランスに優れた万年筆を紹介しています。
国産メーカー・海外ブランド・子供向けなど、さまざまなタイプをピックアップ。「万年筆を使ってみたいけど高価なイメージがあるし、そもそも自分に合ってるのか分からない……」という方にもおすすめの、いわゆる「コスパの高い」ものをセレクトしました。
始めから高価なものを買うのではなく、まずは万年筆という筆記具の使い心地を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
すべて見る国産メーカー・海外ブランド・子供向けなど、さまざまなタイプをピックアップ。「万年筆を使ってみたいけど高価なイメージがあるし、そもそも自分に合ってるのか分からない……」という方にもおすすめの、いわゆる「コスパの高い」ものをセレクトしました。
始めから高価なものを買うのではなく、まずは万年筆という筆記具の使い心地を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
今回セレクトした9商品

PILOT(パイロット)COCOON(コクーン)FCO-3SR
詳細

PLATINUM プラチナ万年筆 バランス PGB-3000
詳細

SAILOR(セーラー万年筆)ハイエースネオ 11-0116
詳細

LAMY(ラミー)Safari(サファリ)
詳細

PARKER(パーカー)IM
詳細

Kaweco(カヴェコ)CLASSIC Sport(クラシックスポーツ)
詳細

PILOT(パイロット)kakuno(カクノ)
詳細

LAMY(ラミー)abc
詳細

Pelikan(ペリカン)Pelikano Jr(ペリカーノジュニア)
詳細
更新情報
- 2025/6/18 2025年版ラインアップに更新
国産メーカーの万年筆
使いやすさと高い品質。PILOT(パイロット)COCOON(コクーン)FCO-3SR

出典元:amazon.co.jp
1918年創業の歴史あるステーショナリーメーカー『PILOT(パイロット)』の万年筆『COCOON(コクーン)』です。2013年度にグッドデザイン賞を受賞しています。「COCOON」とは英語で繭の意味。手に取った瞬間にものごとがはじまっていくように、という想いを込めたネーミングです。ペン先は特殊合金を使用。丸みを帯びた繭のような美しいフォルムや、しっくりと手に馴染む握りやすさなど使いやすさを考えたシンプルな機能美が魅力です。カラーバリエーションが豊富なのもポイント。エントリーモデルらしからぬ品質の、コストパフォーマンスに優れた万年筆です。初めて万年筆を購入する方はもちろん、普段から使い慣れている方の2本目・3本目としてもおすすめですよ。
万年筆が欲しくなり、手頃な商品を探してました。シンプルデザインながら重みもあり気に入りました。とても満足です。大事に利用します。出典元:楽天市場
カジュアルに使いたい人に。PLATINUM プラチナ万年筆 バランス PGB-3000

出典元:amazon.co.jp
1919年に東京・上野で創業した老舗筆記具メーカー『PLATINUM(プラチナ万年筆)』。万年筆を中心に、ボールペン・シャープペン・筆ペンなど、さまざまな筆記具を作っています。超高級な仕様のプロダクトから手の届きやすい価格帯のアイテムまで、バラエティ豊かなラインナップも魅力です。『バランス』は、軽量で持ちやすく使い心地の良いアクリル樹脂のボディが特徴の万年筆。ペン先はステンレス製で、厚みにこだわった作りです。根本は薄く、先に行くほど厚みをもたせることで筆圧をかけてもしっかりとしたしなやかさを生み出すことに成功しています。カジュアルに万年筆を使ってみたい人に、ぜひおすすめしたい万年筆です。
大変使いやすく、書き味も良いです。仕事上利用する機会や時間が多く大変助かっています。太さもちょうど良く、書くのが楽です。軽さもちょうど良い感じがしています。出典元:楽天市場
圧倒的コストパフォーマンス。SAILOR(セーラー万年筆)ハイエースネオ 11-0116

出典元:amazon.co.jp
1911年に広島県で生まれ、現在は東京に本社を置く『SAILOR(セーラー万年筆)』。「使う人がときめきくような」ものづくりをコンセプトとした老舗文具メーカーです。こちらは『ハイエースネオ』シリーズの万年筆。ペン先はステンレスで、アルミ樹脂の軽量でスタイリッシュなボディは握りやすく手によく馴染みます。インクカートリッジがセットになっていますが、別売りのコンバーター(インク吸入器)を装着すればボトルインクも使用可能。気軽に本格的な万年筆の味わいを楽しめる、コストパフォーマンスの高い万年筆です。
万年筆を使ってみたかったのですが、初めてなのでそんな高いのはな〜と思ってこちらを購入しました^^
細字なので細かい字も書きやすいです^^出典元:amazon
海外ブランドの万年筆
ドイツを代表する定番。LAMY(ラミー)Safari(サファリ)


出典元:rakuten.co.jp
1930年にドイツ・ハイデルベルクで誕生した筆記具メーカー『LAMY(ラミー)』は、ドイツを代表する筆記具ブランド。さまざまなデザイナーを起用して、数多くの名プロダクトを生み出しています。若い世代を中心に絶大な支持を集める『Safari(サファリ)』は、ブランドを代表するシリーズのひとつ。ミニマルでスタイリッシュな樹脂製のボディがインパクト抜群です。カラーバリエーションが多いので、シーンに合わせて色違いで使い分けるのもおすすめ。ポップでカジュアルな、万年筆らしからぬルックスが魅力です。
同期の退職祝いにプレゼントプラス自分にも購入。
お手頃価格なので気楽に扱えるし、書きやすさも十分でした。出典元:楽天市場
伝統と革新の共存。PARKER(パーカー)IM

出典元:rakuten.co.jp

出典元:amazon.co.jp
1888年にイギリスで生まれた『PARKER(パーカー)』。現在はフランスに生産拠点を置く、歴史ある筆記具ブランドです。高い品質とコストパフォーマンスに優れている『IM』は、著名人にも多くの愛用者がいるシリーズ。長時間の筆記を想定した太すぎず細すぎないボディは、心地よく手に馴染んでくれます。いつまでも使い続けたい、飽きのこないシンプルで上品なデザインが魅力の万年筆です。
非常に描き心地が良いです。
重過ぎず軽過ぎず適度な重量です。出典元:楽天市場
復刻されたロングライフデザイン。Kaweco(カヴェコ)CLASSIC Sport(クラシックスポーツ)

出典元:rakuten.co.jp

出典元:amazon.co.jp
1883年にドイツ・ハイデルベルグで創業した『Kaweco(カヴェコ)』。ブランド名は、創業者であるHeinrich Koch(ハインリッヒ・コッホ)とRudolph Weber(ルドルフ・ウェバー)の名前から取って名付けられたものです。1976年にブランドの歴史を閉じましたが、1995年にドイツ・ニュールンベルグのGutberler Gmbh(グットバレット社)によって復刻されます。『CLASSIC Sport(クラシックスポーツ)』は無骨なフォルムながら、サイズ感がかわいい万年筆。1972年のミュンヘンオリンピックの際に公式ペンとなったモデルです。大人の雰囲気が漂う、渋い色合いのカラーバリエーションも魅力。軽くて持ち運びやすいので、携帯するのに向いている万年筆です。
コンパクトで使いやすくとても気に入りました。回して閉じるキャップがクラシカルで良いです。出典元:楽天市場
子供向けの万年筆
自然に正しい持ち方が身につく万年筆。PILOT(パイロット)kakuno(カクノ)


出典元:rakuten.co.jp
2014年度のグッドデザイン賞を受賞した、パイロットの子供向け万年筆『kakuno(カクノ)』です。初めて万年筆に触れる子供たちが、楽しみながら正しい万年筆の使い方を覚えられるようなデザインになっているのが特長。ボディは転がりにくい6角形、グリップは正しい握り方ができるよう3角形になっています。ペン先には「えがお」のマークが描かれており、マークが見えることで書く時の正しい向きが分かる仕組みです。カラーバリエーションが豊かなのも嬉しいポイント。子供向けとしてはもちろん、小さいサイズのかわいい万年筆を探している方にもおすすめです。
仕事用に購入しました。とてもいいです!!別の色を追加で買おうか検討中です。出典元:楽天市場
こだわりのつまったポップなデザイン。LAMY(ラミー)abc

出典元:amazon.co.jp
LAMYの『abc』は、子供に楽しく正しく書くことを体験してもらいたいという想いを込めた万年筆です。教育関係者と密接な協力のもと開発しています。ボディには、丈夫でぬくもりのあるメイプルウッドを使用。グリップのポップなカラーリングとのコントラストが可愛らしさを演出しています。もちろん可愛いだけではなく、持ちやすさや書きやすさを追求した本格的な作り。磨き上げたスチール製のペン先や、人間工学に基づいたグリップなど随所にこだわりが見られます。子供たちの未来を思った、正しい書き方が身につく万年筆です。
持った感じがとてもいいです。プラスチックや金属とは違いとても手に優しくて、持つと温もりが伝わってきます。書くのが楽しくなりそう。出典元:amazon
カラフルな本格派。Pelikan(ペリカン)Pelikano Jr(ペリカーノジュニア)

出典元:amazon.co.jp
1838年にドイツで生まれ、現在はスイスに本社のある文房具メーカー『Pelikan(ペリカン)』。入門用万年筆『Pelikano Jr(ペリカーノジュニア)』は、老舗ブランドとして名高いペリカンの技術を詰め込んだ本格的な作りの子供向け万年筆です。グリップに3つのくぼみがあり、自然に正しい握り方を覚えられるような設計になっています。ボディはわずかに透けて見えるプラスチック製で、インクの残量を把握できるのもポイント。カラフルなボディとグリップのイエローの配色もかわいいですね。
お手頃価格ですが、期待以上に本格的な万年筆。とても書きやすいです。とてもカラフルで楽しくなる文具。他の色も欲しくなりました。出典元:楽天市場
まずは1本しっかり使ってみよう

画像:created by chatGPT
万年筆選びのポイントは、自分に合った書き味を見つけることにあります。そして書き味は、ペン先の種類・太さ・柔らかさ、軸の太さ・重さ・バランスによって決まります。なかでもペン先の種類は数多く、それぞれの好みや用途に応えることができるように用意されています。さらに、手の大きさや筆圧は人によって異なるため、持つ人により無限の組合せが存在すると言えるでしょう。出典元:pilot.co.jp
このように万年筆は組み合わせが多種多様。最初は何を選んでいいのかわからないことも多いと思います。大切なことは、1本の万年筆をじっくり使って実際に肌で感じてみること。ある程度の時間をかけて使うことで「この部分はちょっと違うな」など、試し書きだけだけではわからなかったことに気づけるはずです。
もちろん最初から好みのデザインやブランドの歴史・背景に惹かれて、高級万年筆を選んでもいいと思います。ただもし万年筆選びに悩んでいるようなら、まずは手頃な価格のものから使い始め万年筆に慣れること。万年筆を知ることから始めてみましょう。次第におもしろさを感じることができたら、自分好みの「書き味」を見つけていく次のステージに入ります。
こうして万年筆と過ごした時間を重ねることで、万年筆が人生になくてはならないものになっていくはずです。
TOP画像:rakuten.co.jp