今回は5000円以上~10000円以下で購入できる万年筆を紹介します。5000円以下で手に入る万年筆は以前ご紹介しましたが、慣れてくるとやはりもっといいものを…と思ってしまうのが文具好きのサガ。また初心者でも、初めからある程度いいモノを…と考える方も少なくないと思います。
マニアックな部分に入ってしまう高額なものは置いておいて、実際に手に入れやすく日常使いできる価格帯として5000円以上~10000円以下という値段をチョイスしました。使っていて愛着の湧く、長く使える一本を探している方はぜひ参考にしてみてください。
すべて見るマニアックな部分に入ってしまう高額なものは置いておいて、実際に手に入れやすく日常使いできる価格帯として5000円以上~10000円以下という値段をチョイスしました。使っていて愛着の湧く、長く使える一本を探している方はぜひ参考にしてみてください。
今回セレクトした10商品

PARKER(パーカー)IM
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プラチナ万年筆 PROCYON(プロシオン)
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セーラー万年筆 プロフィット カジュアル
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WATERMAN(ウォーターマン)メトロポリタン エッセンシャル
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TOOLS to LIVEBY(ツールズ トゥ リブバイ)Fountain Pen
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Caran d'Ache(カランダッシュ)849 万年筆
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KAWECO(カヴェコ)AL Sport(アルスポーツ )KAWECO-ALFP
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IWI(アイダブリューアイ)万年筆 サファリ
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LAMY(ラミー)STUDIO(ステュディオ)万年筆
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FABER-CASTELL(ファーバーカステル )アンビション レジン 148141
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更新情報
- 2025/1/14「動物モチーフ。IWI 万年筆 サファリ」追加
- 2025/1/14 2025年版ラインアップに更新
5000円から1万円以下の、おすすめの有名ブランド製万年筆
英国王室御用達。PARKER(パーカー)IM


出典元:amazon.co.jp
『PARKER(パーカー)』は、1888年に創業したイギリスの高級筆記具ブランドです。その卓越したクラフトマンシップにより、英国王室からロイヤルワラント(英国王室御用達)を授与されています。一目でパーカーと分かる象徴的な「矢羽グリップ」や、洗練された品質や書き味などが特徴です。『IM』は、自分らしさ(I'm=私自身)を大切にする人に贈るという意味でネーミングしたシリーズ。耐久性と強度に優れたステンレススチールのペン先や、安全なノック付きのオン/オフキャップを備えています。カラーや仕上げのバリエーションも豊富にラインアップ。確かな品質と高級感を持ちながら、コストパフォーマンスに優れる点も見逃せません。
質感がよく書き心地もスムーズで価格に十分見合うものでした。出典元:楽天市場
持つ喜びを刺激。プラチナ万年筆 PROCYON(プロシオン)

出典元:rakuten.co.jp
1919年から続く東京・上野の老舗筆記具メーカー『プラチナ万年筆』の『PROCYON(プロシオン)』。こいぬ座の恒星「プロキオン」に由来する名前を持つこのモデルは「キラリと輝く万年筆」をコンセプトに、これまでにない新しいフォルムのデザインになっています。いつでもさらりと書き出せる「スリップシール機構」を搭載。インナーキャップでペン先を完全気密し、乾燥を防ぐ独自の機構です。 コシがあり柔軟性に優れた五角絞り大型ペン先も特徴。ボリュームのある金属ボディですが、アルミ材を使うことで最適な重量バランスに仕上がっています。特殊塗装カラーのバリエーションも魅力のひとつ。筆記時以外でも個性を放ち、持つ喜びを刺激してくれます。
自分が今まで持っていたどの万年筆とも違う、素晴らしい書き心地。この価格で、この出来、すごいの一言。もっと早く買うべきでした。素晴らしい万年筆です。出典元:楽天市場
クラシックなルックス。セーラー万年筆 プロフィット カジュアル


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1911年に創業した『セーラー万年筆』は、広島県・呉市を本拠地とする老舗メーカー。『プロフィット』は、1981年から続くセーラー万年筆を代表するシリーズです。『カジュアル』は、その中でも手ごろな価格のモデル。スタンダードかつクラシックなボディで、筆圧の影響を受けにくいステンレスのペン先は一定の線幅で筆記がしやすくなっています。カジュアルシーンからフォーマルシーンまで、時と場所を選ばずに幅広く使える万年筆です。
初めての万年筆で色々調べながら行きついたセーラー!とても使いやすく毎日使ってます!
極細で個人的には好みの細さです。出典元:楽天市場
エレガントなフランス製。WATERMAN(ウォーターマン)メトロポリタン エッセンシャル


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1883年に創業した『WATERMAN(ウォーターマン)』は、フランスを拠点とする高級筆記具の世界的ブランドです。洗練されたフランスらしさあふれるエレガンスと、卓越した書き心地を特徴としています。パリのスタイルを取り入れたファッショナブルな『メトロポリタン』は、ほっそりとしたエレガントなデザインが特徴のシリーズ。同シリーズを優雅かつ現代的にリフレッシュしたコレクションが『エッセンシャル』です。Wマークを大きくデザインしたペン先と、ロゴを彫り込んだ太めのリングが印象的なデザインになっています。エキスパートたちがひとつひとつ手作業で組み立てテストし、厳しい品質基準を満たした誇り高い万年筆です。
ザラザラの紙でもサラサラ、すらすらで、書くのが楽しい。いままで知らなかった世界です。出典元:楽天市場
ペン先に猫の顔。TOOLS to LIVEBY(ツールズ トゥ リブバイ)Fountain Pen



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『TOOLS to LIVEBY(ツールズ トゥ リブバイ)』は、台湾で人気のステーショナリーショップ。文具好きが高じたデザイナー夫婦が2012年にオープンしたのが始まりです。世界中からセレクトした美しい文房具たちを扱うほか、オリジナルのプロダクトも展開。こちらの万年筆もそのひとつです。何といっても印象的なのが、ペン先に彫り込んだ猫の顔。実際にショップにいる猫がモチーフだとか。ぱっと見では分からないので、ビジネスシーンでもこっそり遊び心を持って使えます。ホワイト・ブラックの2色展開。パッケージもかわいいですよ。
かわいくて大満足です!
外見がシンプルなので、「わたしかわいいの持ってます」って感じは少なく、ペン先を自分が見る時に幸せになれておすすめです!出典元:楽天市場
スイス・デザイン。Caran d'Ache(カランダッシュ)849 万年筆

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1915年に設立したスイス・ジュネーブのブランド『Caran d'Ache(カランダッシュ)』。ジュネーブの自社工場での製造にこだわり、モダンなデザインと高いクオリティをもったプロダクトを生み出しつづけています。ボールペンでおなじみの『849』シリーズですが、こちらは万年筆。六角形のユニークなデザインはボールペンから継承し、万年筆として使いやすくなっています。アルミニウムのボディにテンレススチール製のペン先で、滑らかな書き心地を実現。ブラックやホワイトなどのスタンダードな色に加え、蛍光ピンクやオレンジなどのビビッドなカラーがラインアップしているのもポイントです。ペン先にはカランダッシュのアイコンであるヘキサゴンを刻印しています。
カランダッシュ、ボールペンと万年筆、愛用しています。万年筆としては細いので手帳に挟みやすいです。カラーもバリエーションが多く目立つのが良いです。出典元:楽天市場
ドイツの老舗。KAWECO(カヴェコ)AL Sport(アルスポーツ )KAWECO-ALFP


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1883年にドイツのハイデルベルグで創業した『KAWECO(カヴェコ)』。1976年に一旦その歴史に幕を閉じたブランドですが、1995年にドイツ・ニュールンベルグのグットバレット社が復刻し、現在に至ります。1930年代に発売した「Kaweco Sport(スポーツ)」は、1972年のミュンヘン・オリンピック開催の際に公式ペンとしても認定された代表作です。『AL Sport(アルスポーツ )』は、スポーツシリーズのサイズや使用感を継承したモデル。高級感と重みのあるアルミ素材を使っています。伝統的なデザインと現代的な素材を活かし、磨き上げてマット加工した上品かつ高級感のあるペンです。アルミ本来の輝きや光沢などの素材感を活かすため表面処理をしていないので、傷や色の変化など経年変化による味わいも楽しめます。
つけペンからの大進化。
こんなに小さくても、どこでも文字が書ける!
と言ったノリで使うだけじゃなく、デザインも色も素晴らしい。
この携帯性の犠牲になっているのはインク量ですが、出先で使い切るほど書き物をすることもないでしょうし、持ち出す時にさっとインクチェック&補充という作業を追加するのも、オシャレかなぁ? と思います。出典元:amazon
動物モチーフ。IWI(アイダブリューアイ)万年筆 サファリ

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『IWI(アイダブリューアイ)』は、台湾の老舗文具メーカー。『サファリ』シリーズは、絶滅の危機にさらされている野生動物の保護をテーマとした筆記具シリーズです。動物たちをモチーフとしたカモフラージュデザインは、人に見つかり捕獲されないようにという思いを表したもの。表現しているテーマも重要ですが、筆記具としての高級感も忘れずに持っています。デザインのラインアップはライオン・オウル・フトオアゲハなど動物・昆虫を問わず多種多様。上部のキャップ部には爪のマークとしっぽのマーク、ペンの底部分には「LOVE ANIMALS! CHERISH LIFE!(動物を愛し!生命を大切に!」という文字を刻印しています。動物好きの人におすすめの万年筆です。
初めて万年筆を購入しましたが、思っていたよりも書きやすく、扱いやすかったです。
また、動物の描写が美しく、書いていて楽しくなる万年筆だと思います。出典元:amazon
ドイツの代表。LAMY(ラミー)STUDIO(ステュディオ)万年筆


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1930年から続くドイツの老舗『LAMY(ラミー)』。ドイツを代表する筆記具ブランドとして数々の賞を受賞、世界中にその名を轟かせています。『STUDIO(ステュディオ)』は、Hannes Wettstein(ハンネス・ヴェットシュタイン)がデザインしたシリーズ。90度にねじれた、角度によって見え方が違う光沢のあるプロペラ型のクリップが特徴的です。 適度な重量感と計算しつくしたバランスの良さで、安定感のある書き味を誇ります。ボリューム感のある全体シルエットは高級感がありますが、その割にコストパフォーマンスが高いのも見逃せないポイントです。
書きやすいし、カッコいい。出典元:amazon
老舗の実力。FABER-CASTELL(ファーバーカステル )アンビション レジン 148141


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現存する世界最古の筆記具メーカーといわれる『FABER-CASTELL(ファーバーカステル )』は、1761年から続くドイツの老舗です。『アンビション』は、ストレートでスリムなフォームが美しいシリーズ。こちらはブラックレジンのボディにヘアライン加工を施したモデルです。キャップや首軸は磨き抜いたクロームメタルで、キャップは尻軸に装着してエクステンダーとしても使えます。クリップはスプリング内蔵。シンプルなスタイルで、素材感が映える万年筆です。
気楽に気安く使える価格レベル。そして書き心地も良い。出典元:amazon
ペン先の太さ(字幅)について

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万年筆を選ぶとき必ず太さを選択することになりますが、実際使ってみて自分に合うものを選ぶしかないの?と思うかもしれません。それはそうなのですが、やはりある程度の目安くらいは欲しいところですよね。ざっくりとしたものですが、以下の表を参考にしてみてください。
細さ | 記号 | 主な使い場所 |
極細字 | EF/XF | 手帳等の狭いスペース |
細字 | F | 手紙やノートなど |
中字 | M | 手紙や大きめの字 |
太字 | B | 宛名やサインなど |
ただ最終的には使ってみないと分からないというのも事実。「複数本持って使い分ける」というのも念頭に置いて選べるといいですね。モノが好きな人なら、ついつい何本も手に入れたくなってしまう。それもまた万年筆の魅力のひとつだと思いますよ。
TOP画像:rakuten.co.jp