じめじめした梅雨対策にもなる、おすすめの除湿機を特集します。一口に除湿器といってもコンプレッサー式・デシカント式・ペルチェ式など除湿方法も異なり、サイズやパワーもいろいろです。今回は広めのお部屋でも強力に除湿してくれるハイパワータイプや、狭い場所の除湿に使えるコンパクトサイズの除湿器に分けて厳選。できるだけインテリアを邪魔せず浮かない、おしゃれなデザインのものに絞ってセレクトしました。除湿方法の違いも解説しているので、お部屋と用途に合ったものを選んでみてください。
すべて見るStadler Form(スタドラーフォーム)Theo(テオ)
Stadler Form(スタドラーフォーム)Albert(アルバート)/ Albert Little(アルバート・リトル)
cado(カドー)ROOT 7200 Dehumidifier / 除湿機 DHC7200
recolte(レコルト)部屋干し除湿機 RDH-1
MONOLUCK(モノラック)air dryer(エアドライヤー)DDA10(SV)
AND・DECO(アンドデコ)コンプレッサー式 除湿機 yl001
dretec(ドリテック)LOWAMP(ロワン)JY-102
Toffy(トフィー)コンパクトリユース除湿器 HW-DH1
アイリスオーヤマ 除湿機 5.6L(コンプレッサー式)IJC-J56
THREEUP(スリーアップ)コードレス除湿機 スリムドライ DH-T2131
更新情報
- 2025/6/28「AND・DECO コンプレッサー式 除湿機」追加
- 2025/6/28 2025年版ラインアップに更新
除湿機の除湿方法の違いについて
除湿機の除湿方法には、コンプレッサー式・デシカント式・ペルチェ式があります。それぞれの違いについて説明します。
コンプレッサー式とは
コンプレッサー式は、熱交換器によって部屋の湿った空気を取り込み、冷却器で湿気を冷やすことで水滴に変えて除湿する方式。これはエアコンの除湿運転と同じ仕組みです。冷媒(フロンガス)をコンプレッサーで圧縮し、それが気化する際に生じる潜熱現象を利用しています。除湿する力が強いのが特徴で、消費電力が少なく電気代が安く済み、室温の上昇も少ないのがメリット。反面、コンプレッサーを搭載するためどうしてもある程度重くなってしまうというデメリットも。また冬場などの気温が低い時期は除湿力が落ちてしまうという弱点もあります。
デシカント式とは
デシカント式は、ゼオライトと呼ばれる乾燥剤を使用し、フィルターに水分を吸着させて除湿する方法。吸着した水分はヒーターで暖めた後に熱交換器内で冷やして水滴にします。気温に左右されずに冬でも安定した除湿ができるのが特徴です。またコンプレッサーを搭載しなくてすむ分、本体サイズが小さめで動作音も小さいのもメリット。デメリットとしては、ヒーターを使うため夏は部屋の気温が暑くなってしまうこと。またヒーターのため消費電力は高めです。
ペルチェ式とは
ペルチェ式とは、ペルチェ素子を使ってアルミフィンの表面を冷やし、コンピューターのCPUを冷却する技術。冷蔵庫などにも使われています。除湿器ではペルチェ素子で湿気を含んだ空気を冷却し、結露させて水滴にする仕組みです。同等の性能だとコンプレッサー式の30%・デシカント式の15%の電気代で済むのがメリット。またコンプレッサーを搭載していないため、静音性にも優れています。ただ他の方法と比べてパワーには劣るため、コンパクトサイズで狭い場所の除湿をするのに向いているようです。
コンプレッサー式&デシカント式の除湿機おすすめ
スイスデザイン。Stadler Form(スタドラーフォーム)Theo(テオ)
出典元:rakuten.co.jp
『Stadler Form(スタドラーフォーム)』は1998年にMartin Stadler(マーティン スタドラー)が設立し、スイスの中心部Zug(ツーク州)に本拠を置く家電ブランドです。『Theo(テオ)』は、レッド・ドット・デザイン賞やiFデザイン賞など多くの著名なデザイン賞を受賞しているスイス生まれのデザイナー・Matti Walker(マッティ・ウォーカー)がデザインしたコンプレッサー方式の除湿機。デザインも操作性もシンプルで、湿度調整は40%・50%・60%の切り替えが可能です。1~7時間のタイマー機能も付いています。持ち運び用のハンドル付きで部屋の移動も楽ちんです。付属の排水ホースをタンクに取り付ければ、タンクの水を捨てる手間が省けます。スタイリッシュさとシンプルさが魅力の除湿機です。
デザインがシンプルで家電であることを感じさせない。機能も至ってシンプルで、リモコンもなし、電源スイッチ以外は湿度設定のみ。そのシンプルさが使いやすさを生んでいる。タンク容量が2L程度なので、こまめに水を捨てる必要があり、静音性もそれ程高くないが、特に気にならない。好き嫌いが分かれる可能性はあるものの、機能の多さや、デザインの野暮ったさに辟易としている方には非常にオススメ。
出典元:amazon
シンプルでパワフル。Stadler Form(スタドラーフォーム)Albert(アルバート)/ Albert Little(アルバート・リトル)
出典元:rakuten.co.jp
Stadler Formのコンプレッサー式除湿機。こちらもMatti Walker(マッティ・ウォーカー)が手がけたシンプルなデザインですが、操作パネルを使いやすい高さと角度で配置した機能的なデザインが特徴です。大きいタイプの『Albert(アルバート)』と小さいタイプの『Albert Little(アルバート・リトル)』がラインアップしています。満水タンクお知らせ機能やナイトモード、移動用のリールなど機能面も充実。リビングや脱衣所など、様々なシーンで使える除湿機です。
ハンドルとキャスター付き。cado(カドー)ROOT 7200 Dehumidifier / 除湿機 DHC7200
出典元:rakuten.co.jp
2011年にスタートした『cado(カドー)』は、東京の電化製品ブランド。世界に誇る性能とこだわりを突き詰めたプロダクトを展開しています。こちらはパワフルで大容量なコンプレッサー式の除湿機。除湿・衣類乾燥・除菌消臭の3モードを搭載し、寒暖問わず全ての季節で使えます。ハンドルとキャスター付きで移動がラクなのも大きなポイント。「ダサく」なりがちな要素もスタイリッシュなデザインに昇華させているのは、さすがですね。排水タンクが付いていますが、ホースを付けて直接排水することもできます。スタイリッシュなデザインで、年中出しっぱなしにしていてもインテリアに溶け込んでくれる除湿機です。
見た目がおしゃれで気に入っています。
キャスターがとてもスムーズに動くため運びやすく、衣類をしっかり乾燥できるので重宝します。
出典元:楽天市場
部屋干しにはこれ!recolte(レコルト)部屋干し除湿機 RDH-1
出典元:rakuten.co.jp
2009年に生まれた国産ブランド『recolte(レコルト)』の、コンプレッサー式除湿機です。「部屋干し用除湿機」の名前どおり、除湿して乾いた風を洗濯物に効率よく当てて乾燥できる「Dry(部屋干し乾燥モード)」を搭載。部屋干しが多い家庭の強い味方になってくれます。キャスター付きなのも用途に沿っていて便利ですね。コンパクトなサイズなので、クローゼットや靴箱などちょっとしたスペースの除湿にも使い勝手がよさそうです。3つの除湿モードを搭載し、就寝時も稼働させられる音の静かさも魅力。コンパクトながらハイパワーなのもうれしいポイントです。インテリアになじむスタイリッシュなデザインで、場所を問わず使えそうですね。
トップクラスの除湿力。MONOLUCK(モノラック)air dryer(エアドライヤー)DDA10(SV)
出典元:rakuten.co.jp
2018年にスタートした兵庫県の『MONOLUCK(モノラック)』は、テクノロジーとインテリアを融合させたプロダクトを発信するブランドです。『air dryer(エアドライヤー)』は、デシカント方式の衣類乾燥除湿機。部屋自体の除湿とイオンによる「除菌」「消臭」機能で、防カビや嫌な臭いを抑制します。とにかくパワフルなので、部屋干し・夜干しの強い味方に。またパワーのわりに軽量・コンパクトなため、移動も楽で省スペースで設置できます。オートスイングや切り忘れ防止機能、転倒検知などの機能も充実。夜に洗濯したい人や、冬の部屋干しには大きな力を発揮してくれる除湿機です。
シンプルデザイン。AND・DECO(アンドデコ)コンプレッサー式 除湿機 yl001
出典元:amazon.co.jp
「MODERN DECO(モダンデコ)」は、1995年に設立した広島県・広島市のメーカーです。こちらは『AND・DECO(アンドデコ)』ブランドのコンプレッサー式除湿機。16畳対応のハイパワーと、大容量のタンクが特徴です。満水になると自動で停止する機能やタイマー・三段階湿度調整など機能も充実。デジタルパネルでスマートに操作できます。省エネや静音性にも配慮。シンプルで無駄のないデザインも嬉しい点です。持ち手が付いているので持ち運びも便利に。コンプレッサーは、安心のパナソニック製です。
とても良く乾きます!
半日もしたら服、ジーンズ、タオル、子供服、子供がお風呂で遊んだオモチャの中に溜まった水、ファンデーションブラシ、全てカラッカラに乾いてます(^-^)
大量の洗濯物も数日に分けて洗う必要がなくなりました(*^^*)
満水になると自動で止まります、1日1度排水しています。
デザインもシンプルで、ボタンではなくタッチ式な所が気に入っています。
欠点は部屋の温度が上がる事と、空気の乾燥です。
我が家では寝室で扇風機を回しながら使用している為問題ありません!
良い買い物をしました、ありがとうございます!
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コンパクトなサイズが魅力!小型の除湿器おすすめ
狭い空間に。dretec(ドリテック)LOWAMP(ロワン)JY-102
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1997年に設立した『dretec(ドリテック)』は、キッチン用品や医療機器などを作る埼玉・川口のメーカーです。『LOWAMP(ロワン)』は、ペルチェ式のコンパクト除湿機。狭いスペースにも置けるコンパクトなサイズと動作音が静かな静音設計で、オフィスでも自宅でもストレスを感じることなく使えます。シンプルなON/OFF操作や、満水で自動的に運転停止する安心設計も見逃せないポイント。部屋中の湿気取りには向きませんが、クローゼットや下駄箱など密閉空間で力を発揮してくれる除湿機です。
大手量販店でドリテックが爆上がりしていたのでアマゾンで検索したら前と同じものがあったのでこちらを購入しました。タンスの湿気取りに使っていましたが湿気をシッカリ取ってくれるので間違いないです。電源が入ると吸気口がグリーンになり水がいっぱいになるとレッドに変わり自動で止まります。季節や天気によって違いますが湿度70%超えが10%から20%ぐらい下がります。ずっと付けっぱなしでも電気代があんまりかからないし、購入して新しいので音も静かです。安いし、これ一択でしょう。
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靴箱やクローゼットなどに。Toffy(トフィー)コンパクトリユース除湿器 HW-DH1
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『Toffy(トフィー)』は、2016年からスタートした東京のデザイン家電ブランド。こちらは「Classicシリーズ」の、水捨て不要で繰り返し使えるエコでコンパクトな除湿器です。付属の専用乾燥台から取り外せば電源不要で使用できるのが特徴。靴箱やクローゼットなどの狭い場所に置いて使うことができます。インジケーターの色で吸湿の状態が分かるのも◎です。専用乾燥台による乾燥時間は、たった2時間。乾燥させればまたすぐ使うことができます。カラーはペールアクアとアッシュホワイトの2種類。ちょっとレトロで親しみのある、可愛くておしゃれな見た目もポイントです。
狙った場所にピンポイントで差し込むと
湿気とってくれるので楽しく使ってます。
水捨てタイプは設置は簡単でいいけど
片付けるの面倒なので、これは湿気サインが
変わったら、スポッと刺しとくだけなんで
私はお気に入りです。
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コンパクトなコンプレッサー式。アイリスオーヤマ 除湿機 5.6L(コンプレッサー式)IJC-J56
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1971年に設立し、宮城県・仙台市に本拠を置く『アイリスオーヤマ』の除湿機です。コンパクトながらコンプレッサー式で高い除湿性能を誇り、適応畳数は14畳。広い空間でもサラッと除湿してくれます。音が気にならない低騒音設計で、オートOFF機能で睡眠時の使用にもおすすめです。お手入れが簡単なのもメリット。コンパクトかつパワフルで、コストパフォーマンスのいい除湿機を探している人にはおすすめの一台です。
団地住みで湿気がすごくて悩んでおりました。半日で満タンくらいになる程たくさん湿気がとれて大満足です!
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縦でも横でも。THREEUP(スリーアップ)コードレス除湿機 スリムドライ DH-T2131
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2007年に設立した『THREEUP(スリーアップ)』は、大阪に本社を置くデザイン家電メーカーです。こちらはコンパクトな充電式コードレス除湿機。縦置き・寝かせ置きに対応し、脱衣所やトイレなど個室の湿気対策にも活躍してくれます。専用スタンドで乾燥させれば何度も繰り返し使えるため、エコで経済的。乾燥運転は約2時間で完了します。カラーはホワイトとブラックの2色。スタイリッシュなデザインなので、目につくところに置いておいても気にならなそうなのはポイントが高いですね。
除湿器は部屋の広さと用途を考慮して選ぼう
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除湿機を選ぶ際にポイントとなるのが、部屋の広さと用途に合わせて選ぶということ。これは必ずしもマックスでパワーのあるものを選んだ方がいいということではなく、ピンポイントで使うのか・衣類乾燥に使うのかなどの用途に合わせて選んだ方がいいということです。また場合によっては複数使いを考慮するのも手。衣類乾燥などに使うときは、サーキュレーターなどと併用するのもいい方法です。
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