このタイミングで新しい暖房の導入および増設を検討している方もいらっしゃるかと思います。エアコンではパワーが弱くて…とか、リビングはいいんだけど洗面所が寒くてコンパクトな暖房が欲しい…などいろいろあるのではないでしょうか。
今回は暖房器具のひとつの選択肢としてファンヒーターを特集。石油ファンヒーター・ガスファンヒーター・セラミックファンヒーターに分け、それぞれの特徴を解説。グッドデザイン賞を受賞したおしゃれなデザインのファンヒーターなどを中心にご紹介してきたいと思います。
部屋の温度を最適に保つことは健康に関わること。コロナも収束していない現在、家の中は快適に過ごしたいものですね。










ファンヒーターとストーブの違い・メリットやデメリット
ストーブは、熱いものを前面に出して暖めるイメージです。石油やガスは燃やした炎を、電気は電熱線を熱くしてそれを表面に出し熱を放射します。
一方、ファンヒーターはガスや電気・灯油などを使って暖めた空気を外に出す仕組みです。簡単に言えば「風が出るかどうか」ですね。ファンヒーターのメリットとしては、ストーブと比べほとんどが着火が早くすぐに暖まるということ。部屋が暖まるまで布団の中で待つ…なんていうことは少なくなりそうですね。
デメリットとしては、ファンヒーターは風を送るためファンを回すので駆動音がやや大きい傾向があります。
ファンヒーターの種類の違い
ファンヒーターには石油・ガス・セラミックなど種類があります。それぞれの違いについて見ていきましょう。
石油ファンヒーターとは
燃料タンクに灯油を補給して使う石油ファンヒーターは、灯油が比較的安いためランニングコストが低いと言われています。広範囲を暖められるので、リビングや客間などの広い空間に最適。ただ灯油の入れ替えが面倒ということと、臭いが気になるという話は良く聞くところですよね。しかしエアコンなどと違いすぐに部屋が暖まるのに魅力を感じる人は多いようです。
ガスファンヒーターとは
燃料にガスを使うガスファンヒーターは、とにかくパワフルなのが特徴。また水蒸気を発生させるため加湿効果もあるというのも意外なメリットです。デメリットとしては、そもそもガス栓がないと設置できないということ。新たにガス栓を増設する場合ガス会社に払う費用は15000~18000円くらいという話もあります。またやはり臭いが気になるという人もいますね。しかし最近の機種は消臭機能もハイグレードになってきているので、大きなデメリットとなるかどうかは価格にもよりそうです。
セラミックファンヒーターとは
電気の力のみで温風を生み出すのがセラミックファンヒーター。スイッチを入れればすぐに温風が出ます。すぐに暖まりたい人にはおすすめですが、パワーは低め。ランニングコストを考えると、コンパクトなタイプを持ち運んだり脱衣所やトイレなど狭い空間で使われることが多そうです。使い方によってはとても便利。
コロナ・ダイニチ・トヨトミなどの石油ファンヒーター
コロナ禍のグッドデザイン。CORONA(コロナ)石油ファンヒーター WZシリーズ

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12畳の部屋で使ってますが、程よくの暖かさでリモコン付き、購入して正解でした。デザインも気に入ってます。出典元:楽天市場
2018年グッドデザイン賞。ダイニチ工業 FZ TYPE

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可動式フラップ。ダイニチ工業 FW-SGXタイプ

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灯油+電気のパワフル・ハイブリッド。トヨトミ LC-SHB40

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ノーリツ・リンナイ・イワタニなどのガスファンヒーター
2020年グッドデザイン賞。ノーリツ ガスファンヒーター GFH-4006D

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プラズマクラスター搭載。リンナイ ガスファンヒーター A-style(エースタイル)RC-W4401NP

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カセットガスで使える。イワタニ カセットガスファンヒーター "風暖"(KAZEDAN)CB-GFH-3



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なかなかのハイパワーです。1時間半ほどでカセットガスが無くなるのですが、それだけパワーがあるということ。燃料費として割高と思っていましたが、原油の高騰で灯油も値上がりしているため、大差ないと思うようになりました。とにかく手軽。カセットガスの空き缶処理に手間がかかるのが難点ですが、使い勝手の良さには替えられません。出典元:amazon
モダンデコ・デロンギ・パナソニックなどのセラミックファンヒーター
見るだけで暖かい。モダンデコ 暖炉型ファンヒーター lcht02

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すぐに暖かくなり見た目が何よりスタイリッシュでお気に入り☆出典元:楽天市場
持ち運ぶデザイン。DeLonghi(デロンギ)カプスーラ セラミックファンヒーター HFX30C11

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ハイパワーなグッドデザイン。Panasonic セラミックファンヒーター DS-FN1200

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子供用に購入しました。毎朝、ヒーターの前に座っていたり、学習机の足元に置いて暖めていたりとフル活用しています。
大きさもちょうど良く、すぐに暖かな風がでてきます。出典元:楽天市場
場所と用途をよく考慮して選ぼう!場合によっては複数台運用やエアコンとの併用も

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リビングや広間は石油ストーブかガスストーブ、洗面所やトイレなど狭い場所にはセラミック。パワーの違いなどで何となく使い分けは分かりますよね。
あとは灯油の入れ替えが面倒か、ガスの匂いが嫌か、音がうるさいかどうか、最終的なランニングコストはどうか…といった選び方になってくると思いますが、ハイパワーのデカいやつ1台で家中まかなうぜ!という考え方はちょっとナンセンスかも。
ガスはガス栓の近くにしか置けませんし、トイレなどはそもそも小さいものやスリムなものしか置けません。リビングがガスでも部屋によっては石油ストーブを置くなど、複数台使い分けるのが賢いやり方かも。
あとはエアコンとの併用ですね。併用といっても、同じ対流式であるエアコンとファンヒーターを同時に動かすのはただ効率が悪いだけです。
立ち上がりの早いファンヒーターで部屋を暖め、暖まった後は電気代の安いエアコンで温度をキープというのが賢い使い方。面倒くさがりには向かないかもしれませんが、コスパ重視であれば考慮に入れてもいいかもしれませんね。
また最近人気が再燃している石油ストーブも、エアコンとの併用という意味では検討に値します。気になる方は下記記事もチェックしてみてくださいね。
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